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 ジェイテクトと日立ソリューションズ(本社東京)は、スマートファクトリー領域において協業することで合意した(ニュースリリース)。2019年12月、協業に向けた活動を開始。それぞれが持つOT(Operational Technology:運用技術)とIT(Information Technology:情報技術)のノウハウを融合し、既存ソリューションの相互提供や新ソリューションの開発などで連携する。

 ジェイテクトは製造現場におけるIoT(Internet of Things)の活用において、モノ(Things)だけでなく人やサービスもつなげていく「JTEKT IoE(Internet of Everything) Solution」を推進し、スマートファクトリーの実現に向けたシステムの構築を進めている。一方の日立ソリューションズは、IoTやビッグデータ、人工知能(AI)といったデジタル技術を生かし、工場の製造データ連携や技能伝承、販売・アフターサービスの付加価値向上などで製造業の経営効率を高める「スマートマニュファクチャリングソリューション」を展開する。

 両社は今回、こうした活動で得た知見を融合し、協業する。まず2019年12月1日、製造現場における生データの効果的な活用を検証するワーキンググループを立ち上げる。ここには、生産ラインのシステム構築で培ったOTのスキルを持つジェイテクトの技術者と、製造業向けソリューションを提供してきた日立ソリューションズのシステムエンジニアが参加。OTの実データをIoT基盤に取り込み、AIなどの技術で新たな付加価値を生み出していくための実証実験に取り組む。

 翌2020年4月には、両社の既存製品・ソリューションを組み合わせて相互販売を開始。同年度内に、前述の実証実験の結果に基づいてソリューションを開発し、提供を始める計画だ。

 製造業では、付加価値の向上や生産性向上を目的としてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業が多いものの、「多種多様な生データをどのように活用すればよいのか分からない」との声が多いという。両社は協業により、こうした課題に対応する。