PR

 アマダ (本社神奈川県伊勢原市)は、オペレーターの習熟度や年齢、国籍を問わず高精度な曲げ加工ができるベンディングマシン「HRB」シリーズを発売する(図、ニュースリリース)。加工プログラムを容易に作成できる機能を用意し、23言語に対応するなど、使いやすさに配慮している。まず日本と北米に投入し、順次、グローバル市場へ展開していく計画だ。

図:「HRB」シリーズ
[画像のクリックで拡大表示]
図:「HRB」シリーズ
[画像のクリックで拡大表示]
図:「HRB」シリーズ
加圧能力が1300kNの「HRB-1303」(左)と同1000kNで全自動金型交換装置を備える「HRB-1003ATC」(右)(出所:アマダホールディングス)

 新シリーズのNC装置「AMN 3i」には、初心者でも加工プログラムを作成しやすい「LITEモード」を搭載した。タッチパネル上に表示された仮想のワークに触れて曲げ形状を作っていくので、図面を見ながら簡単に曲げ加工のプログラムを組めるという。英語やフランス語、中国語、ポルトガル語、韓国語など23言語での画面表示が可能だ。

 本体の機能強化としては、油圧ピストンポンプとそれを制御する高精度サーボモーターのハイブリッド・ドライブシステムを採用しており、高速で安定した曲げ加工が可能とする。その他、オープンハイトとストロークを従来の「FBD」シリーズから150mmずつ拡大し、深曲げや箱曲げにも対応した。

 加圧能力とテーブル長さは500kNと2150mm(HRB-5020)、800kNと2600mm(HRB-8025)、1300kNと3110mm(HRB-1303)、2200kN/4300mm(HRB-2204)の4機種をラインアップする。最大曲げ速度は「HRB-2204」が12mm/秒で、それ以外は15mm/秒。急閉じ速度と開き速度は「HRB-2204」がいずれも120mm/秒で、それ以外は150mm/秒だ。価格はHRB-1303で2076万円(税別)から。

 これらの機種に加えて、全自動の金型交換装置を標準搭載する「HRB-ATC」シリーズ2機種も設けた。熟練技能を要する複雑な金型レイアウトを自動化できるので、変種変量生産における生産性を高められる。

 「HRB-1003ATC」は加圧能力が1000kN、折り曲げ長さは3000mm。「HRB-2204ATC」は加圧能力が2200kNで、折り曲げ長さは34000mm。金型については、「HRB-1003ATC」が標準でパンチを10種類、ダイを13種類搭載できる。「HRB-2204ATC」はパンチを15種類、ダイを18種類搭載できる。価格は「HRB-1003ATC」で4740万円(同)から。

 両シリーズともオプションとして、曲げ角度を自動で補正する接触式角度センサーや、材料の腰折れを防ぐ追従装置などを追加できる。さらに、HRB-ATCシリーズは標準で、その他のHRBシリーズはオプションで、IoT(Internet of Things)を活用したサポートサービス「V-factory」を利用できる。同サービスは、マシンを遠隔監視して稼働実績や加工コストなどを見える化するとともに、事前保守や障害からの早期復旧を支援するもの(関連記事)。運用改善のアドバイスも受けられるので、ユーザーは生産性の向上を図れる。