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 スウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年11月25日、全世界の5G契約件数が今後6年で26億件に上るとする調査レポート「Ericsson Mobility Report November 2019」を発表した(Ericssonのニュースリリース)。2025年には5Gが世界人口の65%をカバーし、世界の移動通信データ量の45%を占めるとも予測している。

移動通信の規格別にみた契約件数の推移
移動通信の規格別にみた契約件数の推移
出所:Ericsson
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 2019年に、アジアやオーストラリア、欧州、中東、北米の通信事業者が5Gネットワークサービスを開始。韓国では2019年4月のサービス開始から約半年後の同年9月末に加入者が300万件を超えた。中国でも同年10月下旬に5Gサービスが始まり、同年末の契約件数も当初の1000万件から1300万件へと上方修正されている。

 5Gサービス契約件数の伸びは北米で著しく、2025年末までに移動通信契約件数の74%が5Gになる。次いで北東アジアが56%、欧州で55%と続く。

地域別、通信規格別にみた契約件数の推移
地域別、通信規格別にみた契約件数の推移
出所:Ericsson
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 データ通信量では、2019年第3四半期の対前年比通信量成長率は68%と高い値を維持している。これは、インドのスマートフォン契約件数増加や中国のスマートフォンデータ通信量の増加、その他端末類の機能追加、性能向上、コンテンツの増加、手頃な価格帯のデータプランの増加などが影響していると考えられる。

世界のデータ通信量と前年比成長率の推移
世界のデータ通信量と前年比成長率の推移
出所:Ericsson
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 スマートフォンの月平均データ通信量については、VR動画ストリーミングなどの新しい用途も加わることから、全世界平均で2019年の7.2Gバイトから2025年末には24Gバイトに増加する。

地域別にみたスマートフォンデータ通信量の推移
地域別にみたスマートフォンデータ通信量の推移
出所:Ericsson
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 IoT端末の接続総数も2019年末時点の13億台から2025年には50億台に増加し、その年間成長率は25%にもなる。2025年の接続台数の52%をNB-IoTとCat-Mが占める。

通信規格別にみたIoT端末機器の接続台数の推移
通信規格別にみたIoT端末機器の接続台数の推移
出所:Ericsson
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 このほかレポートでは韓国SK Telecomや南アフリカMTNグループからの寄稿や、各国のサービスプロバイダーの提供する5Gサービスプランを比較し、その大半が4G向け最新プランより20%高い値を付けているといった考察もある。IoTを使った自動車や輸送業向けサービスに関する記事も掲載されている。

IoTを使った自動車および輸送業向けサービス
IoTを使った自動車および輸送業向けサービス
出所:Ericsson
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 レポート全文(PDF形式)は「Ericsson Mobility Report November 2019」掲載サイトから閲覧・ダウンロード可能となっている。

「Ericsson Mobility Report November 2019」
「Ericsson Mobility Report November 2019」
出所:Ericsson
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