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 パナソニックが半導体事業から撤退する。同社は2019年11月28日に子会社であるパナソニック セミコンダクターソリューションズ(PSCS)を台湾Winbond Electronics傘下のNuvoton Technologyに売却すると発表した(PDF形式のニュースリリース)。売却金額は「2億5000万米ドル(約270億円)」(同社)。

パナソニック セミコンダクターソリューションズの長岡京本社
パナソニック セミコンダクターソリューションズの長岡京本社
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 PSCSの売却に当たって、半導体設計を手がけるパナソニック デバイスシステムテクノや、半導体設計に関する技術業務を請け負うパナソニック デバイスエンジニアリングも併せて売却する。パナソニックに残るのは、リードフレーム事業のみとなる。売却を決めた時期について同社は明確にしなかった。さらに、どちらから打診をしたかについても明らかにしなかった。

パナソニックの半導体事業売却による資本関係の変化
パナソニックの半導体事業売却による資本関係の変化
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 PSCSの前身となる松下電子工業はオランダのフィリップス(Philips)との合弁によって1952年に設立された。半導体の生産を開始したのは1957年。近年では、車載・産業用途に注力し、イメージセンサーやバッテリー制御IC、Liイオン電池保護回路用MOSFETに力を入れていた。