PR

 移動通信関連の業界団体GSMA(GSM Association)は2019年11月26日、中東・北アフリカ地域(Middle East and North Africa、MENA)に関する2点の調査レポート「The Mobile Economy: Middle East and North Africa 2019」「Realising the potential of IoT in MENA」を発表した(GSMAのニュースリリース)。同レポートは同地域における移動通信エコシステムの経済効果やIoT技術が各国の国家戦略に与えている影響などを特集したもの。2019年11月26~27日にUAEドバイで開催された「GSMA Mobile 360-MENA」にて発表された(全文はGSMA「The Mobile Economy: Middle East and North Africa 2019」閲覧サイトGSMA「Realising the potential of IoT in MENA」閲覧サイト(PDF形式)から閲覧・ダウンロード可能)。

「The Mobile Economy: Middle East and North Africa 2019」
「The Mobile Economy: Middle East and North Africa 2019」
出所:GSMA
[画像のクリックで拡大表示]
「Realising the potential of IoT in MENA」
「Realising the potential of IoT in MENA」
出所:GSMA
[画像のクリックで拡大表示]

 同レポートによると、2018年に移動通信技術とサービスがMENAにもたらした経済効果は、同地域のGDP(国内総生産)の4.5%に当たる1910億米ドルだった。今後、5GやIoTネットワークが広範囲に普及し、移動通信サービスが拡大することによる生産性向上と効率向上により、2023年までには2200億米ドル超になるとしている。

2018年に移動通信がMENAにもたらした経済効果は1910億米ドル
2018年に移動通信がMENAにもたらした経済効果は1910億米ドル
出所:GSMA
[画像のクリックで拡大表示]
2023年には移動通信がMENAにもたらす経済効果が2200 米ドル超へ
2023年には移動通信がMENAにもたらす経済効果が2200 米ドル超へ
出所:GSMA
[画像のクリックで拡大表示]

 5Gに関しては現在までに、アラブ湾岸諸国(Gulf Cooperation Council(GCC)States)の5カ国、12の通信事業者が5G商用サービスを開始している。それぞれが、「UAE Vision 2021」、「Saudi Vision 2030」といった戦略的国家ビジョンに基づき、世界に先駆ける5Gサービスの提供を目指し活動している。

 一方でMENAのIoT接続は、アジア太平洋地域に次ぐ第2位の勢いで成長している。IoT機器接続数は、2019年末の4億7000万台から2025年までに11億台に増加する。IoT機器の普及によるMENAのGDPへの貢献額は2025年には180億米ドルになるとも予測している。

MENAのIoT機器接続数は2025年に11億台へ
MENAのIoT機器接続数は2025年に11億台へ
出所:GSMA
[画像のクリックで拡大表示]
MENAのIoT機器によるGDPへの貢献額は2025年に180億米ドルへ
MENAのIoT機器によるGDPへの貢献額は2025年に180億米ドルへ
出所:GSMA
[画像のクリックで拡大表示]