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 Preferred Networks(PFN)は2019年12月5日、研究開発の基盤技術である深層学習フレームワークを「PyTorch」に順次移行すると発表した。PyTorchは米フェイスブック(Facebook)が開発したオープンソースの深層学習フレームワーク。PFNはこれまで自社で開発したオープンソースの深層学習フレームワーク「Chainer」を使っていた。

 同社は「深層学習フレームワークそのものが開発の競争力となっていた時代は終わりを迎えつつある」と判断し、Chainerの開発思想に最も近いPyTorchに移行することを決定したという。

 今後PFNはフェイスブックのPyTorch開発チームやオープンソースコミュニティと密接に連携し、PyTorchの開発に貢献していく。加えて自社で開発している深層学習プロセッサ「MN-Core」のPyTorchサポートなどを推進する。

 Chainerは同日に公開された最新版のv7をもってメンテナンスフェーズに移行する。バグフィックスなどはするが新機能の開発は終了した。Chainerユーザー向けにはPyTorchへの移行を支援するドキュメントやライブラリを提供する。Chainerの公式ドキュメントはこれまでも英語版のみであるため、移行に関するドキュメントも英語版のみの提供となる。