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 2019年12月4日に発生した50自治体のシステム障害は、発生から6日目になる2019年12月9日午前10時の時点でまだ全面復旧に至っていない。原因となった日本電子計算のIaaS「Jip-Base」のシステム障害は2019年12月6日の時点で9日に復旧予定としていたが、新たな不具合が発覚して復旧できていないからだ。

2019年12月9日に日本電子計算が公開したお知らせ
2019年12月9日に日本電子計算が公開したお知らせ
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 その不具合について日本電子計算は2019年12月9日朝に、「ストレージの故障は修復できたが、その後の動作確認でデータへのアクセス処理が正しく動作しない事象が判明し、現時点でも解消していない」とコメントした。復旧については、「当初計画の大幅な見直しが必要であると判断している」とし、見通しは立っていない状況だ。

 影響を受けている自治体側も長期化するシステム障害に戸惑いを隠せない。大阪府和泉市ではバックアップ用システムとデータを使って応急的に一部のシステムは稼働しているが、「本番システムの復旧は見込みが立っていない」とした。バックアップ用システムは負荷の問題で同時に接続できる数に制約があり、職員の確認や登録作業に通常時より時間がかかっている。

 東京都の中野区役所は一部のシステムが復旧したが、区役所職員は外部とやり取りする電子メールを利用できないほか、Webページもダウンしており、区民にはFacebookやTwitterを使った情報発信を続けている。