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 カナダの量子コンピューターメーカーであるDウエーブシステムズ(D-Wave Systems)は2019年12月10日(カナダ時間)、NECと提携契約を結んだと発表した。D-Waveが開発した量子コンピューターのクラウドサービスをNECが販売するほか、量子・古典のハイブリッドサービスを両社で開発したり、NECがD-Waveに1000万ドルを出資したりすることなどが主な内容だ。

カナダ・バンクーバー近郊にあるDウエーブシステムズ本社オフィス
カナダ・バンクーバー近郊にあるDウエーブシステムズ本社オフィス
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 両社が結んだのは条件付きの契約であるため「今後D-Wave側が条件を満たすと、業務提携やNECによる出資が履行される」(NEC広報)としている。D-Waveが開発するのは「量子アニーリング方式」の量子コンピューターであり、NECも2023年までに同じ量子アニーリング方式の量子コンピューターを実用化するとしている。量子アニーリング方式陣営の主要な2社が提携したことになる。

 NECとD-WaveはNECのスーパーコンピューターとD-Waveの量子コンピューターを組み合わせた量子・古典ハイブリッドのサービスを開発するほか、顧客向けのアプリケーション開発でも連携する。NECはD-Waveのクラウドサービス「Leap」の正規販売代理店になり、同サービスを販売する。