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 三菱電機はサービスロボットの運用を支援するサービスを開発している。ロボットとエレベーターなどを連携するシステム基盤を構築し、ビル管理の省人化を狙う。東京ビッグサイトで開催中の「スマートビルディングEXPO 東京展」(12月11日~13日)でデモを披露した。

 披露したデモンストレーションはロボットがビル内を移動して荷物の搬送を想定したものだ。まず荷物を載せたロボットがセキュリティーゲートを抜け、エレベーターを呼び出してカゴ内に乗り込む。最終的に指定した階でカゴ内から出て荷物を渡すという内容だ。

サービスロボットを利用したデモ。エレベーターを待っている。
サービスロボットを利用したデモ。エレベーターを待っている。
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 デモ内容は人との協調に重点を置く。人がセキュリティーゲートを通ろうとしている場合、ゲートが人を検知してロボットが後退する。アニメーションライティングでエレベーター内にロボットが存在することなどを示して、周囲の人を驚かせないように配慮するようにしていた。

 三菱電機はビル内でのロボット運用を支援するシステム基盤「スマートビルサービスプラットフォーム」を開発する。ロボットは同システム基盤を介し、セキュリティーゲートの開閉、通信モジュールを設置するエレベーターの呼び出しなどを実行できる。ロボットがアームなどを用いて設備を操作するのは技術的に難しい。ただロボットと設備の通信環境を個別に整えるのは煩雑だ。そこで同社は同システム基盤を用いてロボットと設備の間で多数の接続を簡単にできるよう目指している。今後同社はロボット、接続できる設備の種類を増やしていく計画である。

「スマートビルサービスプラットフォーム」
「スマートビルサービスプラットフォーム」
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 さらに三菱電機は2019年12月2日から三菱地所と協力し、「大手町ビル(東京・千代田)」でロボットの運用実験を開始している。SEQSENSE(東京・千代田)の自律移動警備ロボット「SQ-2」をシステム基盤と接続し、人がロボットに見せる反応や警備業務の有効性、不足する機能が何かなどの検証を進めている。