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 台湾ヌヴォトン(Nuvoton Technology)は、同社のセキュアーマイコン「NuMicro M2351シリーズ」に、セキュアー・フラッシュ・メモリーを同一パッケージ内に収めた新製品「NuMicro M2351SF」を加えた(ニュースリリース)。2019年11月にパナソニックが半導体事業をNuvotonに売却することを発表し、同社は注目を集めた(関連記事)。

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 Nuvotonは2019年3月にM2351を発表している(関連記事)。新製品のM2351SFは、このM2351のダイと、親会社である台湾Winbond Electronicsのセキュアー・フラッシュ・メモリー「TrustME W77F」(製品発表時のニュースリリース)のダイを1つのパッケージ(64ピンLQFP)に封止したMCP(MulticChip Package)である。M2351SFとM2531とはほぼピン互換だという。

 M2351は、英Armのセキュリティー技術 「Arm TrustZone」に対応したCPUコア「Cortex-M23」をベースにしたマイコンで、PSA Certified Level 1とPSA Functional API Certifiedを取得している。M2351SFは、M2351が備えるセキュリティー機能をすべて継承し、4MバイトのセキュアーフラッシュのW77Fを組み合わせることで、さらにセキュアーにできたとする。例えば、M2351とW77F間は暗号化されたSPIで接続しており、サイドチャネル攻撃への対応、攻撃対応中の非認証アクセス、ロールバック、なりすまし、通信中のエラー注入などへの対応が可能だという。セキュアーな産業機器やスマートホーム、スマートシティーなど広い範囲に利用できるとする。

 サンプルおよび量産出荷時期は未公表。Nuvoton Directによる直販価格は、1000個発注時に1個あたり2.9米ドルとされる(記事執筆時はプリオーダー)。開発キットとして「NuMaker-M2351SF」を69米ドルで準備中(記事現時点はプリオーダー)である。