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 NTT東日本は光回線サービス「フレッツ光」において、最大通信速度が10ギガビット/秒のメニューを追加する。井上福造社長が2020年1月6日までに日経 xTECHのインタビューに応じ、明らかにした。2020年4月から東京都23区の一部で提供を始め、エリアは順次拡大していく。

 10ギガビット/秒のメニューは光回線の卸提供サービス「光コラボレーションモデル」向けにも展開する。同モデルを活用するNTTドコモやソフトバンクなどの光回線サービスでも同時期に10ギガビット/秒のメニューが提供されることになりそうだ。

 10ギガビット/秒と高速な光回線サービスはソニーネットワークコミュニケーションズが2015年6月に「NURO 光 10G」、KDDI(au)が2018年3月に「auひかり ホーム10ギガ」、オプテージが2019年4月に「eo光ネット 10ギガコース」の名称でそれぞれ投入済み。

 各社とも6000円前後の月額料金となっており、現在主流の1ギガビット/秒のメニューに比べて1000円程度高い。NTT東日本は提供料金をこれから詰めるが、競合他社と同程度の上乗せが濃厚とみられる。

 最近は映像配信サービスの利用が広がり、今後も4Kや8Kの高精細映像でトラフィックのさらなる増加が見込まれる。NTT東日本はスカパーJSATと組んで4K・8K放送を光回線経由で受信できるサービスも展開しており、東京オリンピック・パラリンピックの開催で高速回線の需要は高まるとみている。

 一方、2020年春には5G(第5世代移動通信システム)の商用化を控える。携帯大手が5Gで使い放題のメニューを投入すれば光回線の需要を奪われる恐れがあるが、その携帯大手からも「トラフィックのオフロード用に1ギガビット/秒超のメニューを提供してほしいとのニーズが強い」(NTT東日本の井上社長)。法人ユーザーを含め、一定の需要が見込めると判断して導入を決めた。

 10ギガビット/秒のメニューはNTT西日本も同時期に投入する見通し。