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 米Diodes(ダイオーズ)は、ドロップアウト電圧(入出力電圧差)が115mV(出力電流が50mAのときの標準値)と小さいリニア方式のLEDドライバーIC「BCR430UW6」を発売した(ニュースリリース)。出力電流(駆動能力)は5m〜100mAの範囲で外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる。同社によると、「小さなドロップアウト電圧と、大きな駆動能力を同時に達成したため、低い供給電圧でもより多くのLED素子を駆動できるようになった」という。デジタルサイネージや、LEDイルミネーション、LEDディスプレー、農業用照明器具、商用照明器具、店舗用照明器具などに向ける。

ドロップアウト電圧が115mVと小さいリニア方式のLEDドライバーIC。Diodesのイメージ
ドロップアウト電圧が115mVと小さいリニア方式のLEDドライバーIC。Diodesのイメージ
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 定電流出力の電圧レギュレーター回路として機能する。パストランジスタやゲートドライバー、電流検出アンプ、0.9V出力の基準電圧源、5V出力の電圧レギュレーターなどを1チップに集積した。入力電圧範囲は+5〜42Vと広い。出力電圧範囲は+0.5〜40V。出力電流の誤差は±5%(95mA出力のとき)と小さい。外部からPWM信号を入力することで、PWM調光を実現できる。出力コンデンサーを外付けしなくても、安定な動作を実現できるという。今回の新製品を複数個並列に接続すれば、駆動能力を高めることができる。温度が上昇したときにLEDへの出力電流を減らす温度保護機能を内蔵した。

 ICの消費電流は、+5V入力で50mQ出力のときに261μA(標準値)、+42V入力で50mA出力のときに285μA(標準値)である。パッケージはSOT26で、許容損失は最大1Wである。すでに量産を始めている。動作温度範囲は−40〜+125℃。価格は明らかにしていない。