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 スウェーデン・ボルボ(Volvo Cars)と中国の中国聯合通信(China Unicom)は2020年1月15日、中国市場で5G通信技術を使ったV2X(車車間・路車間)通信技術を開発するため協力すると発表した。両社は、5Gおよび新しいV2X技術の車載アプリケーションについて研究、開発、テストを共同で行う。

(写真:Volvo Cars)
(写真:Volvo Cars)
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 第5世代のモバイルネットワーク技術である5Gは、現行の4Gより通信速度が大幅に速く、大容量のデータを短時間で送受信できる。このため、新しいさまざまな車載アプリケーションが開発できる可能性がある。両社は安全性や利便性、自動運転、環境対策などの分野で潜在的なニーズを特定し、5G用アプリケーションの可能性を調査する。

 5Gを使ったV2Iアプリの例として、道路工事や渋滞、事故などの情報をもとに、後続のクルマをそれらに巻き込まれないよう減速したり、別のルートを提案したりする仕組みが考えられる。また、クルマと信号機が連動することで車両速度を調整し、信号待ちを減らすアプリも考えられる。停止・発進の回数を少なくすることでエネルギー効率を向上させ燃費を高める。このほか、高速道路の出口と通信して逆走を防いだり、交通カメラの映像を解析して、空いている駐車スペースをすばやく見つけたりするアプリも考えられる。

 中国は中国聯通などの通信会社と協力して主要都市に5G通信網の整備を進めている。中国も他の国々と同様に、V2X技術に関する独自の規格を導入する可能性がある。ボルボは中国聯通と協力することで現地要件に適切に対応し、世界最大の自動車市場でV2Xでの存在感を強めたいと考えているようだ。