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 スウェーデンEricsson(エリクソン)は2020年1月15日、端末に直接SIMを組み込むeSIM(embedded SIM)ソリューション提供開始を発表した(Ericssonのニュースリリース)。従来のSIMカードからeSIMに移行することで、ユーザー体験の改善が見込めるほか、端末メーカーにとっても、エンドユーザーに焦点を合わせた端末設計ができるようになる。

出所:Ericsson
出所:Ericsson
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 このeSIMソリューションでは、端末ユーザーのプロファイルや端末管理情報などを遠隔から書き換え可能なリモートプロビジョニングを提供。通信サービスプロバイダーのより柔軟な管理実現を支援する。

 同社では、このソリューション提供に際して、ユーザーの視点に立って、ユーザーが料金を支払ってでも使いたい機能を実現するため、5カ国2億人のスマートフォンユーザーに調査を実施。下記のような項目を意識したものとなったという。

  • (1)数クリックの操作で新しい端末への接続が可能
  • (2)購入前に3~4日試してから購入可能など、試用期間を設定
  • (3)旅行先でネットワーク使用時も、地元のデータプランで使用でき、かつ、地元の通信事業者に支払可能
  • (4)重要な電話やメッセージを送る必要があるがネットワークがつながらない場合に、任意の移動通信ネットワークに接続可能
  • (5)イベントや特別な発表などを行う際に、イベント主催者や他社も使用可能な、柔軟なビジネスモデル、電子商取引モデルの提供

 調査データによると、スマートフォンへのeSIM導入後のスマートフォン契約者一人当たりの売上成長率は、様々な端末への接続が可能になることから10~15%増加するという。

 また、情報通信技術関連の調査を行う英OVUMが2020年1月に発表したレポート「eSIM Device Sales Forecast Report: 2019-24」(OVUMの「eSIM Device Sales Forecast Report: 2019-24」紹介サイト)では、2020年中に世界のスマートフォンの5%がeSIMに移行するとし、2024年には20%にまで伸びるという。

 さらに、eSIM搭載端末は、自動化、効率化されたサポート体制に後押しされ、年間60%もの成長率で増えていくものとしている。