NECパーソナルコンピュータは2020年1月21日、都内で新商品発表会を開き、個人向け「LAVIE」シリーズの2020年春モデル新製品を発表した。新製品はクリエイター向けの「LAVIE VEGA」を始め、教育向け・家庭向けのWindowsパソコンやAndroidタブレットなど9モデル。2020年1月23日から順次発売する。
フォトグラファーの写真編集を想定した「LAVIE VEGA」
発表会にはNECパーソナルコンピュータの河島良輔執行役員が登壇した(写真1)。「Windows 7のサポート終了に伴う買い替え需要でパソコン業界は絶好調だが、これから反動が来る。新たな施策を考える必要があり、2020年は非常に重要な年になる」と語った。
2019年に発売したモバイルノートパソコン「LAVIE Pro Mobile」は1世代前のモデルから売り上げが1.4倍に伸びたという。「軽ければいいわけではなく、デザインや質感、オンライン会議の使い勝手が評価された。この路線を今後も続けていく」(河島執行役員)。
新製品の詳細はNECパーソナルコンピュータの森部浩至商品企画本部シニアエバンジェリストが説明した(写真2)。
プロフェッショナル向けには、フォトグラファー向けの15.6型ノートパソコン「LAVIE VEGA」を発表した(写真3)。市場想定価格は20万4800円から(税別)。
4K有機ELディスプレーを搭載し、色再現性の良さや写真編集との親和性の高さなど、フォトグラファー向けの機能を備えた。ガラス天板にはGorilla Glass 6を採用し、デザイン性を高めた(写真4)。
キーボードの左端にはカスタマイズ可能な「プロキー」を搭載(写真5)。Microsoft OfficeやAdobe Creative Cloudの各アプリに対応しており、ショートカットキーを割り当てることで作業効率を上げられるようにした(写真6)。
LAVIE VEGA本体には、Adobe Creative Cloudのフォトプラン1年分を標準添付する。既に同プランを契約中の人はライセンスを1年間延長できるという。