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 ヤマハ発動機が協働ロボット市場に参入する。2020年1月21日、産業用ロボット事業の事業規模と領域を拡大すべく、早稲田大学発のスタートアップである東京ロボティクス(本社東京)に出資するとともに、技術供与に関する契約を締結したと発表した(プレスリリース)。

ヤマハ発動機の山田勝基氏(左)と東京ロボティクスの坂本義弘氏
ヤマハ発動機の山田勝基氏(左)と東京ロボティクスの坂本義弘氏
(写真:日経クロステック)
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 今回の提携では、東京ロボティクスの発行する2億円分の転換社債型新株予約権付社債(CB)をヤマハ発動機が購入する。CBにした理由については「今の形態が最良と互いに判断した」(山田氏)と述べるにとどまった。

まずは単腕の多関節型協働ロボを開発

 東京ロボティクスは、ロボットの関節部に内蔵したトルクセンサーなどの情報を元に動きを制御する「力制御技術」に強みを持つ。「いまの協働ロボットの半歩先にあるのが力制御型の協働ロボット。ソフトで柔らかい作業ができる」(同社代表取締役の坂本義弘氏)。

 坂本氏によると、力制御によって関節の柔軟性を生かして人のような柔らかな動きが可能で、一般にロボットが苦手とするケーブルのハンドリングや、部品のはめ込み、力加減が難しいバフ研磨、柔らかい食品の取り扱いなどに向くという。接触停止などの安全性の向上も期待できるとする。

 一方、ヤマハ発動機はスカラ型を中心に小型の産業用ロボットの開発・量産化技術に強みを持つ。同社の持つ「高品質・低コスト・の量産化能力」(ヤマハ発動機)と、東京ロボティクスのロボット制御技術を融合させ、まずは単腕の垂直多関節型の協働ロボットの製品化を目指す。時期については「近い将来」(ヤマハ発動機ロボティクス事業部FA統括部開発部長の山田勝基氏)として明言を避けた。

ヤマハ発動機の産業用ロボット事業のラインアップ
ヤマハ発動機の産業用ロボット事業のラインアップ
(写真:日経クロステック)
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