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 東和薬品とバンダイナムコ研究所は、ゲームのノウハウを取り入れた服薬支援ツールの開発に向けて基本合意書を締結した。スマートフォン向けのアプリで薬の飲み忘れを防ぎ、薬が余る「残薬」の解消などを目指す。2021年度中の実用化を予定する。

 ある調査では、残薬の金額は年間で約500億円になるという。医療費の観点から社会問題の1つになっている。残薬の理由として「飲み忘れが積み重なった」を挙げる患者が多く、服薬忘れを防ぐことが重要になる。適切に服用しないと十分な治療効果が得られないこともある。手元に残薬があると、他の薬との飲み間違いの原因にもなる。

(出所:PIXTA)
(出所:PIXTA)

 ゲームの要素を取り入れ、患者に適切な服薬を促す。アプリは患者に無料で提供する。患者の服薬状況を薬局が管理できる機能などを搭載することで、薬局から利用料を得ることを想定している。東和薬品が服薬支援ツールを立案し、バンダイナムコ研究所がツール内のコンテンツやソフトウエアの企画・開発を実施する。この他に、東和薬品グループのTスクエアソリューションズが、服薬情報を管理するプラットフォームの構築と、服薬支援ツールを用いたサービスを企画する。

 ジェネリック医薬品メーカーの東和薬品は、健康関連産業における新規事業の創出を目指している。2018年10月には、ITを活用した健康関連産業への貢献に向けて、TISとの合弁会社Tスクエアソリューションズを設立した。今回の服薬支援ツール開発は、新規事業創出に向けた取り組みの一環になる。