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 一般社団法人のブロックチェーン推進協会(BCCC)は、価値の変動が小さく決済に使いやすい仮想通貨(暗号資産)「ステーブルコイン」の実装に向けた活動を2020年2月に本格始動する。同年6月をメドに、最大30社で企業間決済の検証実験を始める考えだ。

Libraに近い通貨バスケット制を採用した「ZENX」を発行する
Libraに近い通貨バスケット制を採用した「ZENX」を発行する
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 BCCCは2017年7月から約半年、円とほぼ連動(ペッグ)したステーブルコイン「Zen」を8.5億円分発行し、会員企業の間で取引する社会実験を実施した。実験の結果、取引に伴う価格変動率(ボラティリティー)を20%以内に抑えられたという。同団体は2020年2月に「ステーブルコイン部会」を新設し、実験の第2弾としてグローバルに流通するステーブルコインの仕様を策定する。部会長にはカレンシーポートの杉井靖典CEO(最高経営責任者)が就任する。

 第2弾の実験では、日本円や米ドル、欧州ユーロを含む各通貨とそれぞれペッグした複数のステーブルコイン(JPYZ、USDZ、EURZなど)を発行する。さらに米フェイスブックの「Libra」を意識した通貨バスケット制を採用したステーブルコイン「ZENX」を発行。各通貨とペッグしたステーブルコインを裏付けとし、各コインの流通総額の変動に合わせてバスケットの構成比率や価値を自動的に変動させる計画という。