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 新日本無線は、誤差が±0.8%と小さい基準電圧源(VREF)を搭載したシャントレギュレーターIC「NJM17431」を発売した(ニュースリリース)。基準電圧源の出力電圧は+2.5Vである。特徴は、基準電圧源の誤差が小さいことに加えて、安定動作領域が広いことである。同社によると、「一般的なシャントレギュレーターICは、入手性が高い1μFの積層セラミックコンデンサーを出力コンデンサーに使うと不安定領域に入ってしまうため、動作が安定しなかった」という。発売した新製品は、静電容量が0.01μF〜100μFの範囲の積層セラミックコンデンサーであれば安定動作が得られる。最新のバイポーラー製造技術と、同社が培ってきたアナログ回路設計技術を活用することで実現したという。ツェナーダイオードの置き換えなどに向ける。具体的な応用先としては、産業機器や家電機器、精密電源などを挙げている。

発売したシャントレギュレーターICの安定動作領域特性。新日本無線の資料。
発売したシャントレギュレーターICの安定動作領域特性。新日本無線の資料。
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 最大定格カソード電圧は+37V(最大値)。電源電圧範囲はVREF〜+36V。出力電圧は2個の外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる。いわゆる「可変シャントレギュレーター」である。基準電圧源の温度係数は±30ppm /℃(標準値)。最小動作カソード電流は0.25mA(標準値)である。パッケージは5端子SOT-23。動作温度範囲は−40〜+85℃。量産は2020年第2四半期に開始する予定。サンプル価格は50円である。