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 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は2020年1月21日、企業のIT投資やIT戦略の動向を調べる「企業IT動向調査2020」について、IT予算に関する速報値を発表した。2020年度は2019年度から予算を増やすとした企業の割合は減ったものの、依然として高い投資意欲を維持している。

2020年度IT予算の増減(2019年度比の増減予測)
2020年度IT予算の増減(2019年度比の増減予測)
(出所:日本情報システム・ユーザー協会)
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 回答した企業のうち、全体の40.7%が前年度比でIT予算を増やした。「不変」と答えたのは46.0%、減らしたのは13.2%だった。「増やす」割合から「減らす」割合を差し引いたDI(ディフュージョン・インデックス)は27.5ポイントで、過去10年で最高水準だった2019年度の同37.4ポイントから約10ポイント下回った。ただ2018年度が27ポイントだったことから、JUASは「IT予算の増加傾向は引き続き維持される」としている。

 業種グループ別に見ると最もIT予算を増やしたのは建築・土木業で、DI値は全体を13.1上回る40.6ポイントだった。2019年度に最もIT予算を増やした金融業(2019年度は51.4ポイント)は0ポイントと大幅に減少。2019年度からの反動減となった。

 JUASは2020年4月に最終集計と分析結果を発表する予定。同調査は東証1部に上場する企業など4000社を対象とした。