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 リコー電子デバイスは、温度や湿度、気圧、照度を測定し、そのデータをBLE(Bluetooth Low Energy)で スマートフォンやタブレット端末などに送信するセンサーボード「RIOT-001」を開発し、サンプル出荷を始めた(ニュースリリース)。特徴は、太陽電池を使ったエナジーハーベスト技術でボードを駆動できる点にある。このため、「発売したボードはIoTエッジ端末として機能し、IoT実証実験などに活用できる」(同社)という。センサーボードからスマートフォンやタブレット端末には、5秒間隔で測定データを送ることができる。

エナジーハーベストで温度、湿度、気圧、照度を測定するIoT向けセンサーボード。リコー電子デバイスの写真
エナジーハーベストで温度、湿度、気圧、照度を測定するIoT向けセンサーボード。リコー電子デバイスの写真
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 センサーボードには、降圧型DC-DCコンバーターIC「R1800」と昇降圧型DC-DCコンバーターIC「RP604」、電池モニター機能付きLDOレギュレーターIC「RP124」、照度センサー、温度・湿度・気圧センサー、BLE機能付きマイコンを搭載した。2つのDC-DCコンバーターとLDOレギュレーターはいずれも、同社の製品である。太陽電池は、外付けで用意する必要がある。太陽電池で発電した電力は降圧型DC-DCコンバーターICを介して、小型のLiイオン2次電池に充電する。「最大電力点追従制御(MPPT)機能を搭載しているため、高い効率でLiイオン2次電池に充電できる」(同社)という。Liイオン2次電池はニチコンの「SLB03070LR35」を採用した。外形寸法は直径3.1mm×長さ6.8mmで、定格容量は0.35mAhである。満充電の状態であれば、センサーボードを約20時間駆動できる。

センサーボードの内部ブロック図。リコー電子デバイスの資料
センサーボードの内部ブロック図。リコー電子デバイスの資料
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 昇降圧型DC-DCコンバーターICは、照度センサーと温度・湿度・気圧センサー、BLE機能付きマイコンに電力を供給する役割を担う。入力電圧範囲が+1.8〜5.5Vと広いため、変動するLiイオン2次電池の出力電圧を有効に利用できる。出力電圧は+2.0Vに設定した。LDOレギュレーターICは、Liイオン2次電池の出力電圧をモニターする用途に使う。

 センサーボードの外形寸法は25mm×25mmと小さい。サンプル価格(1個購入時の参考単価)は1万9800円(税別)である。このほか、コイン電池ボード「RIOT-C01」も用意した。「CR2032」型のコイン電池を取り付けられる。このコイン電池を使えば、5秒間隔のBLE通信を約1年半続けられるという。コイン電池ボードのサンプル価格(1個購入時の参考単価)は4980円(税別)である。