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 スウェーデンEricsson(エリクソン)は2020年1月21日、世界の政界、財界リーダーに向けた5G Industry 4.0導入効果紹介デモの様子を自身のニュースリリースに掲載した(Ericssonのニュースリリース)。スイスABB、Swisscomとの連携によるもので、同年1月21~24日にスイスのダボスで開催された「World Economic Forum(世界経済フォーラム)」にて披露している。

World Economic Forumのデモ会場にて
World Economic Forumのデモ会場にて
左はABB Robotics & Discrete Automation社長 Sami Atiya氏、右はEricssonの社長兼CEO Börje Ekholm氏。出所:Ericsson
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 今回のデモでは、ABB製のロボットをフォーラム会場受付と本会議場の2カ所に設置。SwisscomとEricssonが提供する5Gネットワークでクラウド接続し、一方のブースで来場者が書いた言葉や名前などを、1.5km離れたもう一方のブースにあるロボットがリアルタイムに砂の上に再現する様子を披露した。

出所:Ericsson
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出所:Ericsson
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 今回のデモでは、5G通信がロボットのリアルタイム制御や、人とロボットとの協業を支援する様子を示している。Ericssonは、こうした5Gを使ったスマートマニュファクチャリングが、今後数年内に、業界と企業に変革をもたらすと想定。この技術を使うことで、機械設備や人、作業工程などの物理的な環境(フィジカル空間)をコンピューター上(サイバー空間)で再現し、生産の最適化を図る「デジタルツイン」を実現し、現場の運用管理向上を支援するのみならず、ライフサイクル管理と全体環境の効率改善も可能にするとしている。

 5Gロボティクスと遠隔管理可能なフレキシブルな工場運用が実現するサスティナビリティーの関連性にも言及。無駄の削減とサービス提供をうまく組み合わせることで、将来の生産量と世界的なカスタマイズ需要の両方への対応を実現可能な環境を提供するとしている。

 なお、こうして実現するサスティナビリティーは、2020 World Economic Forumのテーマ「足並みをそろえた持続可能な世界」に対応し、国連の「持続可能な開発目標(UN Sustainable Development Goal、SDGGs)」の第9番目、「産業と技術革新の基盤をつくろう」に沿って、産業やイノベーション、インフラに投資し、持続可能な開発の促進、コミュニケーション強化を実現するものだと説明している。