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 福井大学医学部付属病院(福井県永平寺町)は2020年1月27日、電子カルテシステムの障害により、外来診療が通常通りできなくなった。システム障害は同日中に復旧したが、1月28日時点で患者への影響や障害の原因などについて調査を続けている。

福井大学医学部付属病院がWebサイトに掲載したシステム障害のおわび
福井大学医学部付属病院がWebサイトに掲載したシステム障害のおわび
(出所:福井大学医学部付属病院)
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 病院の事務局に当たる医療サービス課によると、1月27日午前10時ごろに日本IBM製の電子カルテシステムのサーバーに接続したストレージ装置でハードウエア障害が発生した。医師らが使う電子カルテ用パソコンが動作しなくなり、予約状況の把握やカルテの閲覧・記録、医薬品の処方箋発行を含む処置入力ができなくなった。

 非常用の予備パソコンから予約表を印刷するなどして対応した。だが通常より時間がかかり、予約時間通りに診療できないトラブルが発生した。電子カルテシステムのデータを基にした会計もできなかったため、待ちきれずに帰った患者もいたという。システムは27日午後1時40分ごろに復旧した。

 同病院はストレージ機器を冗長化しており、午前10時ごろにハードウエア故障を検知してからいったんバックアップ機に自動的に切り替える機構が働いた。だが、「障害をチェックするツールが作動した」(医療サービス課)。その間ストレージ機器が使えなくなったという。ツールは約3時間40分後の午後1時40分ごろまで動き続け、完了後にシステム全体が復旧したという。