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 キオクシアホールディングス(旧:東芝メモリホールディングス)およびキオクシア(旧:東芝メモリ)の代表取締役社長に、両社の代表取締役副社長執行役員の早坂伸夫氏が2020年1月29日付けで就任した(ニュースリリース)。早坂氏は2019年7月12日より、前の代表取締役社長の成毛康雄氏が病気療養中のため、社長業務を代行していた。

早坂 伸夫氏(左)とStacy J. Smith氏(右)
早坂 伸夫氏(左)とStacy J. Smith氏(右)
日経クロステックが撮影
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 29日夕方に開かれた報道機関向け会見で、両社の取締役で会長執行役員のStacy J. Smith氏は、成毛氏から病気療養に専念するために両社の社長執行役員、代表取締役および取締役を辞任する申し出があったこと、それを受理したこと、そして成毛氏に代わって早坂氏が両社の代表取締役社長に就いたことを報告した。また、これまでの成毛氏の業績を称え、感謝の意を表した。さらにSmith氏は、早坂氏が2019年7月12日より社長代理を務めており問題なく社長業務に付けることや、早坂氏が技術に対する深い知見を持ってことを説明し、キオクシアの成長をけん引できるとの期待を述べた。

Stacy J. Smith氏
Stacy J. Smith氏
日経クロステックが撮影

 続いて登壇した早坂氏は、技術のリーダーであり続けること、顧客やパートナーの目線でモノを見ること、革新性とスケールを持つことを抱負として挙げた。同氏は2019年10月1日付けで社名が東芝メモリからキオクシアに替わったことに触れ(当時のニュースリリース(PDF形式))、「新しい社名のキオクシアが国内外で前向きに受け取られている」と述べた。「社名が以前より明るくなったという声も聞く」とし、「自分自身や社員が明るく元気に働き、明るく元気な社会の実現に寄与したい」とした。

早坂 伸夫氏
早坂 伸夫氏
日経クロステックが撮影

 Q&Aでは業績に対する質問が出た。早坂氏は、昨年(2019年)の半導体市場は低迷したものの、今年(2020年)は盛りかえすとの見方を示し、その起爆剤の1つが5Gだとした。また「NANDフラッシュメモリー1本での事業展開に問題はないか」との質問に対しては、「NANDフラッシュは現在の半導体では最も成長が高くエキサイティング」(Smith氏)だが、「さまざまな新技術のR&Dもしっかり行っている」(早坂氏)とした。IPOの時期については、「東芝から売却された、2018年6月から3年以内という目標を立て、それに向かって事業は順調に進んでいる」(Smith氏)としたものの、具体的な時期についてはコメントがなかった。

■変更履歴
この記事の掲載後にキオクシアから申し入れがあり、IPOの目標時期に関して誤解を生じない表現に変更しました。本文は修正済みです。