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 英国のボリス・ジョンソン首相は2020年2月4日、11月に開催される国連気候変動会議(COP26)の関連イベントで、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンを搭載した乗用車とバンの販売を禁止する期日を5年前倒し、2035年にすると発表した。今回、この販売終了車種に初めてハイブリッド車が含まれた。さらに、可能であれば実施時期のさらなる前倒しを検討するという。

ボリス・ジョンソン首相
ボリス・ジョンソン首相
(写真:英国政府)
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 今回の首相の発表の中で、ハイブリッド車にプラグインハイブリッド車(PHEV)が含まれるのかは明確ではない。しかし、2050年までにゼロエミッションを達成するという目標を掲げていることから、化石燃料を使うPHEVが販売禁止車種に含まれる可能性はある。

 この発表を受けて英国自動車工業会(The Society of Motor Manufacturers & Traders:SMMT)は同日、以下のような懸念を表明した。

 「現在市場に投入されているプラグインハイブリッド車はすでに60車種で、2020年にはさらに34車種が登場する予定だ。しかし、エンジン車やハイブリッド車と比べて高価なため、販売全体に占める割合はまだ少ない。今回、英国政府が発表した目標は市場の構造を変革しようとするものだが、達成するにはこれまでの業界の投資以上のものが必要になる。とりわけEVを普及させるためには、英国の充電設備網は依然として不十分だ。」(SMMTのマイク・ホーズ会長)。