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 米Diodes(ダイオーズ)は、複数の動作モードに対応した2次側同期整流向けMOSFETゲートドライバーIC「APR348」を発売した(ニュースリリース)。AC-DCコンバーター(スイッチング電源)の2次側に配置する同期整流回路のハイサイドスイッチ、もしくはローサイドスイッチを駆動できる。特徴は、連続導通モード(CCM:Continuous Conduction Mode)、非連続導通モード(DCM:Discontinuous Conduction Mode)、擬似共振(QR:Quasi Resonant)フライバックモードという複数の動作モードに対応できることだ。このため「2次側同期整流方式を採用したスイッチング電源の設計自由度を高められる」(同社)という。出力電圧が最大+20VのACアダプターや急速充電器に使える。具体的な応用先は、スマートフォンやADSLモデム、携帯型メディアプレーヤーなどである。

複数の動作モードに対応した2次側同期整流向けMOSFETゲートドライバーIC。Diodesのイメージ
複数の動作モードに対応した2次側同期整流向けMOSFETゲートドライバーIC。Diodesのイメージ
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 制御コア回路や、ゲートドライバー回路、パワーマネジメント回路などを1チップに集積した。ゲートドライバー回路の駆動能力は、ソース(吐き出し)時に0.6A(標準値)で、シンク(吸い込み)時に3.5A(標準値)。プルダウン抵抗のインピーダンスは0.7Ω(標準値)である。ターンオン時の遅延時間は30ns(標準値)で、ターンオフ時の伝搬遅延時間は25ns(標準値)といずれも短い。このため、動作モードがCCMのときの変換効率を高められるとしている。軽負荷時の変換効率の低下を防ぐ「Light Load Mode」を用意した。低電圧ロックアウト(UVLO)機能を搭載した。パッケージはSOT26。動作温度範囲は−40〜+85℃。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。