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 防衛省と三菱電機は2020年2月12日、三菱電機が2019年6月に把握した同社への不正アクセスにおいて、防衛省が情報保全を求めていた「注意情報」が流出した可能性があると公表した。三菱電機が2020年2月7日に新たに流出の可能性を見つけ、防衛省に報告したという。

 三菱電機は2020年1月20日に不正アクセスの事実を公表した際、「防衛・電力・鉄道などの社会インフラに関する機微な情報、機密性の高い技術情報や取引先に関わる重要な情報は流出していないことを確認済み」としていた。その後に防衛省への詳細報告を準備するなかで、新たな事実を発見したとする。

 セキュリティー事案の調査の甘さが露呈した格好で、三菱電機は「当該情報の保全措置が徹底できておらず、誠に申し訳ない」と謝罪した。三菱電機が引き続き調査を実施し、全容が明らかになった段階で改めて公表するという。防衛省は「このような事案が生起したことは誠に遺憾」とコメントした。

 流出の可能性が判明したのは、防衛装備品に関係する研究試作の入札情報である。2018年10月に防衛装備庁が企業に貸し出し、誓約書の中で情報保全の徹底を 求めていた。同情報には総合評価方式で実施する入札の評価基準や、研究試作に求める性能情報などが含まれているという。