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 伊仏合弁STMicroelectronicsは、Arm Cortex-M33ベースのMCU「STM32L5x2」を発表した(ニュースリリース)。Cortex-M33が備えるセキュリティー機能にST独自のセキュリティー機能を追加したことで、IoTセキュリティーの第三者認証「PSA Certified」のLevel 2をクリアしたという。

 新製品は2018年10月に製品アナウンスがあった「STM32L5シリーズ」に所属する。この時には、製品の概要が発表され、サンプル出荷中であることを明らかにした(関連記事)。今回は、詳細な仕様や量産出荷中なこと、製品価格などが示された。

 STM32L5シリーズは、低消費電力をウリモノにするLシリーズの最新製品である。このシリーズでは、低消費電力なことに加えて、セキュリティー機能が充実していることも特徴に挙げる。例えば、Cortex-M33が対応可能な、Armのセキュアー領域/非セキュアー領域の分離管理機能「TrustZone」を利用できる。

「STM32L5シリーズ」では、これまでのLシリーズの特徴である低消費電力に加えて、セキュリティーもアピールする
「STM32L5シリーズ」では、これまでのLシリーズの特徴である低消費電力に加えて、セキュリティーもアピールする
STMicroelectronicsのスライド
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 さらに、ST独自のセキュリティー機能を追加した。例えば、任意のI/O、周辺回路、フラッシュメモリー、SRAMをTrustZoneの保護対象にしたり、対象から外したりできる。また、セキュアーブートや、内蔵フラッシュメモリーとSRAMの書き込み保護/特殊読み出しを可能にした。今回のSTM32L5x2のうちの「STM32L562」は、ハードウエアの暗号化アクセラタレーター(AES/PKA/SHA)を搭載する(「STM32L552」では非搭載)。改ざん検出やファームウエアのセキュアーインストルもサポートする。こうした豊富なセキュリティー機能を備えたことで、IoTセキュリティーの第三者認証「PSA Certified」のLevel 2をクリアしたという。

「STM32L5シリーズ」が備えるセキュリティー機能の例
「STM32L5シリーズ」が備えるセキュリティー機能の例
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