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 九州電力は2020年2月18日、1月8日に発生したシステム障害の影響を最新版に更新した。システム障害は収束しておらず、一部の顧客の電力料金を正しく計算できない事態が続いている。「3月分の料金計算までには収束させる予定で作業を進めている」(広報)という。

 電力メーターの検針が進むにつれて影響件数が増えている。1月分の電力料金を正しく計算できない顧客は、一般家庭などの「低圧」の顧客だけで44万6211件に上った。2月分でも既に検針が済んでいる低圧の顧客だけで2万7754件に影響が出た。2カ月連続で正しく計算できない顧客は5527件という。

九州電力の発表資料
九州電力の発表資料
(出所:九州電力)
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 料金計算の不具合の原因は、2020年1月にシステムを刷新した際に生じたデータ不整合などである。データの修正といった対応を進めているが、完全に不具合を解消できていないという。料金が正しく計算できていない顧客には、12月分の使用量を基に「推定料金」を請求し、翌月以降に過不足分を精算している。

 そのため「1月は不在がちで電気をあまり使わなかったはずなのに請求額が多い」など、実態に合わない請求が届くケースがある。九州電力は推定料金の請求について顧客に文書などで通知しているが、周知が徹底されているとは言えないようだ。システム障害に関する問い合わせは1月14日から2月17日までの期間で約6万9000件に上るという。従来のコールセンターとは別に専用窓口を設けて対応している。