三菱UFJ銀行は2020年2月25日、東南アジアの配車アプリ最大手であるシンガポールのグラブ(Grab)と資本業務提携したと発表した。三菱UFJ銀行など三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)全体でグラブに最大783億円を出資する予定。MUFGはグラブと組み、東南アジア向けに次世代金融サービスの提供を目指す。

三菱UFJ銀行の亀沢宏規副頭取(左)とグラブのミン・マー社長
三菱UFJ銀行の亀沢宏規副頭取(左)とグラブのミン・マー社長
(出所:三菱UFJ銀行)
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 MUFG傘下のタイ・アユタヤ銀行のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)などもグラブに出資する。MUFGとグラブの知見やノウハウを組み合わせ、グラブの配車サービスの利用者や運転手向けに、AI(人工知能)などを使った金融サービスを提供する。

 三菱UFJ銀行の大沢正和執行役員デジタル企画部部長は2020年2月25日に開いた電話会議で「MUFGにとって(グラブは)ベストの協業パートナーだと考えている」と語った。グラブのミン・マー社長は日本進出の可能性について「これからMUFGと日本でのビジネス機会を探っていく」と述べるにとどめた。