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 情報通信技術委員会(TTC)は2020年2月25日、2月20日開催の第124回TTC標準化会議において、超高臨場ライブ体験(ILE)の基本的な機能アーキテクチャを含むアーキテクチャフレームワークを規定する標準「JT-H430.2」を決定したと発表した。

ILEの基本アーキテクチャ
ILEの基本アーキテクチャ
(発表資料から)
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 同標準の決定を受け、これまでILEを推進してきたNTT(日本電信電話)は2020年2月25日、今後活発になっていくことが想定されるスポーツイベントのパブリックビューイングや、セキュリティ分野での広視野角遠隔監視などにおいて、同標準で規定される通信方式を採用したシステムの活用を進めていくことや、国際標準化団体や日本国内標準化団体などと連携して同通信技術の普及を目指していくと発表した。

 NTTは、超高臨場感を実現する通信技術「Kirari!」の研究開発を進めてきた。例えば離れた場所のスポーツイベントをあたかもその場所にいるかのように再現するために選手の位置や大きさなどの空間情報を映像や音声と一緒に伝送し、超高臨場感ライブビューイングを実現する技術である。

 NTTは、ILEの名称でITU-T SG16で標準化に取り組むとともに、TTCでの日本国内標準化活動も進めてきた。NTTは、国内外のプロリーグ(Jリーグや米MLB(Major League Baseball))との連携も進めており、「こうした標準化によりパートナーとの連携が加速されることが期待される」と位置付ける。