PR

 トレックス・セミコンダクターは、入力電圧範囲が+3.0〜36Vで,最大出力電流が600mAの降圧型DC-DCコンバーターモジュール「XCL230/XCL231」を発売した(ニュースリリース)。DC-DCコンバーターICとインダクター(コイル)を一体化したモジュール品である。同社の降圧型DC-DCコンバーターモジュール製品ファミリー「microDC/DC」に含まれるもので、今回はその品ぞろえを拡充したことになる。電力メーターやガス検知器、産業機器、白物家電などに向ける。

入力電圧範囲が+3.0〜36Vで,最大出力電流が600mAの降圧型DC-DCコンバーターモジュール。トレックス・セミコンダクターの写真
入力電圧範囲が+3.0〜36Vで,最大出力電流が600mAの降圧型DC-DCコンバーターモジュール。トレックス・セミコンダクターの写真
[画像のクリックで拡大表示]

 DC-DCコンバーターICとインダクターを一体化するメリットとして、同社は「DC-DCコンバーター回路全体の基板レイアウトが簡単になり、部品の配置や配線の引き回しに起因する誤動作や雑音の発生を最小限に抑えられる」ことを挙げている。同期整流方式を採用した。つまり、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチをDC-DCコンバーターICに集積した。オン抵抗はハイサイドスイッチが1.20Ω(標準値)で、ローサイドスイッチが0.60Ω(標準値)である。フィードバックループの制御方式は電流モードである。

 出力電圧は+1.0〜5.0Vの範囲において、外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる。フィードバック電圧(基準電圧源)は+0.75Vで、その誤差は±1.5%。スイッチング周波数は1.2MHzである。変換効率は、+12V入力、+5V/300mA出力のときに86%が得られるとする。XCL230とXCL231の違いは、スイッチング素子の制御方式にある。XCL231は通常動作時はPWM制御方式だが、軽負荷時にはPFM制御方式に自動的に移行する。XCL230は、通常動作時も軽負荷時もPWM制御方式を採用する。

 外部設定が可能なソフトスタート機能やパワーグッド信号出力機能、自動復帰型の過電流制限機能、サーマルシャットダウン機能などを備える。外形寸法が3.0mm×3.0mm×1.7mmと小さいDFN3030-10Bパッケージに封止した。DC-DCコンバーターICの上にインダクターを載せる構造を採用した。DC-DCコンバーターICには、Cu(銅)ポストを貫通させた(同社は「クールポストタイプ」と呼ぶ)。このためインダクターと基板を低抵抗で結ぶことが可能になり、高い放熱性が得られるという。動作温度範囲は−40〜+105℃。すでに量産を始めている。参考単価は300円(税別)である。