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 「ハノーバーメッセ(Hannover Messe)」の主催者であるドイツメッセ(Deutsche Messe)は、2020年の同展示会の開催に関する声明を2月26日に発表した。現段階では延期などの判断は下さず、3月16日の週に出展者のアドバイザリー委員会や関係医療・保健機関と状況を判断する会合を持つという。2020年のハノーバーメッセは4月20~24日の開催を予定しているが、産業界では「MWC Barcelona 2020」や「ジュネーブモーターショー2020(90th Geneva's International Motor Show)」といった大規模イベントが軒並み新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされている。

2019年のハノーバーメッセの会場風景(写真:日経クロステック)
2019年のハノーバーメッセの会場風景(写真:日経クロステック)
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 ドイツメッセは2月25日、アドバイザリー委員会、およびドイツ機械工業連盟工業会(VDMA)やドイツ電気・電子工業連盟(ZVEI)などのパートナー工業会と会議を実施。「ハノーバーメッセの延期を決定するのは早すぎる」という結論で全参加者が合意した。現時点で「出展者からの重大なキャンセルは受けていない」(ドイツメッセ)。

 ドイツ連邦政府の公衆衛生機関であるロベルト・コッホ研究所(RKI)によれば、同国における新型コロナウイルス感染者数は3月3日午前10時(現地時間)時点で188人。3月に入ってから急速に増えている。同国・ニュルンベルクで2月25~27日に開催された「embedded world 2020」では、直前に大手半導体メーカーの出展キャンセルが相次いだ。