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 新型コロナウイルスの流行の余波でマスクやトイレットペーパーの品切れが相次ぎ、米やレトルト食品などの売れ行きも伸びるなか、IT業界でも意外な商品が注目を集めている。Webカメラだ。

 市場調査会社のBCNによると、主要家電量販店における2020年2月17日~23日のWebカメラ(USB接続タイプ)の販売台数は前年同週比37.4%増、2月最終週の2月24日~3月1日には同173.7%増と急激に売れ行きが伸びている。

 新型コロナウイルスを巡っては、2月中旬ごろから感染経路の特定できない感染者が国内で増え始め、カメラの総合展示会「CP+」の中止が発表されるなどした。その後影響が広がり、2月27日には安倍晋三首相が全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請すると発表した。そうした状況下で「新たにテレワークを実施するビジネスパーソンが急きょWebカメラを購入したことが販売急増に影響したのでは」(BCNの森英二アナリスト)という。

 ノートパソコンも好調だ。BCNの集計によると2月のノートパソコンの販売台数は前年同月比30.7%増で、同5.1%減のデスクトップパソコンと明暗を分けた格好だ。ただ、好調の要因については「(新型コロナウイルスの流行による)テレワーク需要増よりは、Windows 7のサポート終了に伴う買い替え需要が(2020年1月のサポート終了後も)続いていることの方が大きな要因と見ている」(森アナリスト)としている。