発想力を養う「STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学、スティーム)教育」を手掛ける中国メイクブロック(Makeblock)は2020年3月10日、東京大学に対してSTEAM教育に関する知見を提供し、研究資金を寄付すると発表した。寄付額は非公表。

左から東京大学特任研究員の杉山昂平氏、Makeblock Japanカントリーマネージャーの菊池裕史氏、東京大学教授の山内祐平氏。
左から東京大学特任研究員の杉山昂平氏、Makeblock Japanカントリーマネージャーの菊池裕史氏、東京大学教授の山内祐平氏。
(出所:メイクブロック、東京大学)
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 メイクブロックは世界140カ国以上でSTEAM教育に取り組み、幼児から高校生までを対象にした製品を提供している。STEAM教育は、次世代を担う子どもたちをAI(人工知能)技術などで代替できない人材に育成することを目的とする。教育課程を通し、プログラミングやクリエイティブな発想などの能力向上を狙う。

メイクブロックが開発した幼児・児童向けプログラミングロボット「mTiny(エムタイニー)」
メイクブロックが開発した幼児・児童向けプログラミングロボット「mTiny(エムタイニー)」
(撮影:日経クロステック)
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 同社は製品の開発・販売を通して、利用が進んでいる製品の特長、世界で実施している先進的なプロジェクトの内容などの知見を蓄積している。こういった知見や情報を東京大学に提供するという。さらにSTEAM教育に関わる専門家の紹介、世界で先進的なプロジェクトを実施している学校の紹介などのコミュニティ拡大も積極的に支援していく。

 メイクブロックは東京大学の研究によって「子どもたちにとってSTEAM教育が有用な学習テーマであると実証できれば、将来的に市場が拡大する可能性がある」と今後の成果に期待を寄せた。

 東京大学の研究期間は2年間。研究経過を発表する場として、年1回で「STEAM Education Conference(仮称)」を同大学で開催を計画する。