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 レノボ・グループは4年半前に、日数制限を設けない「無制限テレワーク」を導入した。2019年に社内調査を実施したところ、92%の従業員が「生産性はオフィス勤務と同等もしくは向上」、76%が「ワークライフバランスの改善」と回答したという(写真4)。

写真4●4年半のテレワーク実施の結果
写真4●4年半のテレワーク実施の結果
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 ベネット社長自身もテレワークを活用する(写真5)。朝は家族を送り出した後、自宅のPCで経営会議に参加。昼には出勤して会議室で会議を開く。テレワーク中の従業員は自宅から社長に報告するなど、「社長が出社しているからといって遠慮する人はいない」(ベネット社長)。

写真5●ベネット社長の1日
写真5●ベネット社長の1日
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 従業員のモチベーション維持については、「テレワークかオフィスへの出勤かどちらか100%にするのではなく、フレキシビリティーが重要だ。フェース・トゥ・フェースのコミュニケーションも重要だ」(ベネット氏)と語った。

 こうしたテレワークのノウハウをPDFとして一般に公開(https://www.lenovojp.com/business/solution/download/002/pdf/terework_startguide.pdf)したところ、大きな反響を得たという。「レノボの製品を売るのが目的ではなく、ノウハウとして共有した。レノボからアドバイスを受けたい企業があれば支援していく」(ベネット社長)と位置付けを語った。

テレワーク利用に「理由」の説明は不要

 レノボ・グループが実施しているテレワークの詳細については、NECレノボ・ジャパングループの元嶋亮太ワークスタイル・エバンジェリストが説明した。生産性向上や人材採用、自社製品の改善をテレワーク導入の目的に挙げ、「福利厚生ではなく、競争力を高める手段として実践している」とした。