PR

 慢性疾患の患者が自宅にいながらオンラインで医師の診療を受け、薬剤師から常用薬の説明を受ける。あとは宅配便で届く常用薬を待つだけ――。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、定期的な受診が必要な慢性疾患などの患者がオンラインで診療と服薬指導を受けられる体制の構築が急ピッチで進んでいる。

港区のクオール薬局でオンラインの服薬指導を実施している様子
港区のクオール薬局でオンラインの服薬指導を実施している様子
(写真:クオール)

 オンライン診療のシステムを提供する複数の企業が動き出した。例えばMICINは2020年3月10日、東京都内の患者に対して初めて同社の「curon(クロン)」を利用しオンラインの診療と服薬指導がなされたと発表した。オンライン服薬指導は港区のクオール薬局が実施した。

 オンライン診療とオンライン服薬指導の流れはこうだ。まず患者はオンライン診療を受診し、医師が処方箋を発行する。医療機関は処方箋を薬局に送付するか、患者に送付。処方箋を基に薬局がオンラインで患者に服薬指導を実施する。薬局は患者の自宅に医薬品を送る。患者は自宅にいながら医師の診療を受け、常用薬を得られるというわけだ。

 オンライン診療用のシステムは予約や問診、ビデオチャット、クレジットカード決済、薬や処方箋の配送をサポートする機能などを備えている。MICINなどオンライン診療用のシステムを提供する企業は、医療機関だけではなく薬局にも同システムの導入を促し、オンラインによる診療から服薬指導までスムーズに実施できるようにする。