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 コニカミノルタとNECは、ローカル5Gを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進で協業する(ニュースリリース)。第1弾として、2020年10月に竣工予定のコニカミノルタの開発拠点である「Innovation Garden OSAKA Center」(大阪府高槻市)の高槻新棟において、ローカル5Gの検証環境を整備(図)。両社の技術を融合して光学システムや医療機器、オフィス機器の高付加価値化を図る。

図:「InnovationGarden OSAKA Center」の竣工イメージ
図:「InnovationGarden OSAKA Center」の竣工イメージ
(出所:コニカミノルタ)
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 高槻新棟では、コアネットワークや基地局、端末などの5Gネットワーク機器をNECが提供し、ローカル5G環境を整える。この環境を利用して、コニカミノルタの持つ画像AI(人工知能)・IoT(Internet of Things)技術とオフィス機器・医療機器などのアセットを融合させるとともに、NECの5G・AI技術などとも融合させ、光学システムや医療機器、オフィス機器の高付加価値化につなげる。さらに、ローカル5G環境をコニカミノルタのパートナー企業に開放し、業界・規模を問わずに連携を推進するという。

 コニカミノルタは、画像AIと高速処理技術を生かした画像IoT技術の開発力強化を目指して、2019年に「Innovation Garden OSAKA Front」(大阪市)を開設(2019年8月19日付ニュースリリース)。併せてInnovation Garden OSAKA Centerも設立し、画像AI・IoTに携わる人材の集約と育成を進める計画だ。画像AI・IoTを活用した技術や事例には、ガスを可視化する「ガス監視ソリューション」、店舗における消費者の行動を可視化する「Go Insight」(ゴーインサイト)、施設入居者の行動を可視化する「ケアサポートソリューション」、「個別化医療」のための可視化技術などがある。広大な圃場における育成状況を可視化する「農業リモートセンシング」では、ヤンマーと連携している(2017年9月29日付ニュースリリース)。

 一方のNECは、通信事業者向けの基地局ビジネスで培った無線技術とノウハウを生かして5G基地局を開発し、商用機の出荷を開始した。新たな領域でのサービス事業として「NEC Smart Connectivity」を推進(関連記事)。5GからWi-Fiまでネットワークを活用し、社会インフラや製造、小売りなどの領域においてサービス・データを安全かつ柔軟につなぎ、DXの実現を図る。