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 移動通信関連の業界団体であるGSMA(GSM Association)は2020年3月5日、5Gの成長に伴い、移動通信関連の経済効果が2024年までに4兆9000億米ドルに上るとする調査リポートを公開した(GSMAのニュースリリース)。対応端末も次々と登場しており、2020年1月30日時点で世界24市場/46事業者が5Gサービスを提供している。2025年までには移動通信機器の5台に1台が5G上で動作するようになるとしている。

2020年1月30日時点で世界24市場、46事業者が5Gサービスを提供
2020年1月30日時点で世界24市場、46事業者が5Gサービスを提供
出所:GSMA
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 以下では、4Gからの移行ペースや投資額、IoT接続数、経済効果などのトピックを順に紹介していく

主流はまだ4G:
 2019年時点で、世界の移動通信はまだ4G通信が52%と過半数を占める。2025年も接続数の56%は4G通信が占めるだろう。

5Gサービス開始後も、全体の半数以上は4Gが占める
5Gサービス開始後も、全体の半数以上は4Gが占める
出所:GSMA
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移動通信業界は5Gに多額投資:
移動通信事業者の2020年から2025年までの資本投資額は全世界で1兆1000億米ドルに上り、そのうち80%は5Gネットワークに向けられる。

今後5年の設備投資1兆1000億円の8割は5Gに
今後5年の設備投資1兆1000億円の8割は5Gに
出所:GSMA
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世界中にスマホが普及:
スマートフォン(スマホ)の普及率は2019年の65%から2025年には5台に4台(80%)となる。

世界の5台に4台がスマホに
世界の5台に4台がスマホに
出所:GSMA
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5G時代に不可欠なIoT:
2019年から2025年の間に、世界のIoT接続は2倍の250億台に、収益は3倍の1兆1000億米ドルになる。

IoT接続
IoT接続
出所:GSMA
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契約者数の伸びは緩やか:
2019年末時点での移動通信契約者数は全世界人口の67%に当たる52億人(複数台の端末を持つ場合も1人とカウント)。2025年までには同70%の58億人となる。

契約者数の動向
契約者数の動向
出所:GSMA
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全世界の半数以上がモバイルインターネットに接続:
現在、世界の人口の約半数、38億人がモバイルインターネットを使用している。2025年には50億人、全人口の61%に広がる。

モバイルインターネットの動向
モバイルインターネットの動向
出所:GSMA
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5Gの経済効果は2.2兆米ドルに:
移動通信技術やサービスによる世界経済への貢献額は2019年にGDP(国内総生産)の4.7%、4兆1000億米ドルを記録した。直接的、間接的に3000万件の雇用を生み出し、税収も4900億米ドル上乗せしている。今後2024年までに、さらなる生産性や効率性改善に寄与することで、GDPで4.9%、金額にして4兆9000億米ドルの経済効果を生み出す。5G単体では、2034年までに、製造業、公益事業、専門サービスや金融サービスなどに新しい技術を提供することで、2兆2000億米ドルの経済効果をもたらす。

2019年の移動通信事業関連の税収は4900億米ドル
2019年の移動通信事業関連の税収は4900億米ドル
出所:GSMA
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移動通信関連事業の経済貢献額は2019年から2024年で8200億増
移動通信関連事業の経済貢献額は2019年から2024年で8200億増
出所:GSMA
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2024年から2034年の5Gによる経済効果は2兆2000億米ドル
2024年から2034年の5Gによる経済効果は2兆2000億米ドル
出所:GSMA
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 同リポートの全文はGSMAの「The Mobile Economy」ダウンロードサイトからアクセス可能となっている。