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 全くデータ通信をしなければ月額150円しかかからない(写真7)。1ギガバイトを通信する場合は月額450円で、業界最安レベルとした。2ギガバイト以上使う場合は1ギガバイト当たり450円で追加購入する。利用できるのはデータ通信のみで、音声通話やSMS(ショート・メッセージ・サービス)、国際ローミングには対応しない。

写真7●使わなかった月は基本料金の150円のみ
写真7●使わなかった月は基本料金の150円のみ
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 新プランの料金設計の背景について、矢吹事業部長は「(従来のSIMカードである)プラスチックSIMとの差別化が重要だ。大手キャリアにもっとeSIMを開放してほしいと訴えたい気持ちもある。まずはeSIMの市場を作るため、最も(利用者が)広い層に向けて出していく」と説明した。

 利用シナリオとして、音声通話は大手キャリアのSIMを使いながらデータ通信にIIJmioのeSIMを使うことで、「キャリアの契約や家族割、メールアドレスはそのままに、データ通信のみeSIMを使える。キャリアの障害発生時や、月末に容量が足りなくなる場面にも対応できる」(矢吹事業部長)とメリットを挙げた(写真8、9)。

写真8●大手キャリアをそのまま利用する利用例
写真8●大手キャリアをそのまま利用する利用例
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写真9●主回線にNTTドコモのSIMを、副回線にIIJmioのeSIMを設定した様子
写真9●主回線にNTTドコモのSIMを、副回線にIIJmioのeSIMを設定した様子
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 動作確認済みの端末として、米アップル(Apple)のiPhone XSやiPhone 11シリーズ、第3世代iPad Pro、第3世代iPad Air、第5世代iPad mini、第7世代iPad、米グーグル(Google)のPixel 4シリーズなどを挙げた(写真10)。大手キャリア端末を利用する場合はSIMロックの解除が必要となる。

写真10●eSIMを搭載したiPad Proなどで利用できる
写真10●eSIMを搭載したiPad Proなどで利用できる
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 WindowsパソコンとしてはMicrosoft Surface Pro LTE Advancedや、ASUS TransBook Miniといった製品を挙げた。なお、WindowsパソコンはeSIMに対応していてもメーカーごとに細かな差異があり、動作確認済み端末以外では利用できない場合があるとしている。

 これまで機種変更などの際にはプロファイルの再発行が必要だったが、正式サービスの新プランと、今後はベータ版においても、再発行の回数に関わらず無料となった。

 サービスの申し込み方法は、IIJのWebサイトでの直販以外に、ビックカメラやソフマップ、コジマの店頭でパッケージを販売する。パッケージを購入した場合でもIIJのWebサイトからの会員登録が必要になるものの、ビックカメラの平賀直也デジタルコミュニケーション本部通信事業部長は「(ビックカメラの)有楽町店などで取り扱いを始めたSIMフリーのiPhoneを購入したお客さまに、eSIMを一緒にご案内したい」とした。