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 「京都に拠点を開設することで、海外人材の獲得に有利になる」。ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の柏康二郎氏(同社 テクノロジープロモーション&デプロイメントオフィス 研究営業)は、2020年4月に開設する研究拠点「京都研究室」の狙いの1つをこう明かした(関連記事:ソニーCSLが京都に“人間能力拡張”の研究拠点を設置、暦本氏がトップに)。日本を代表する文化と伝統の集積地である京都の地域的な特性を生かして、世界の優秀な人材の獲得を目指す。なお、同社が「国内に支所を開設するのは初めて」(同社)。

 「海外の優秀な人材を東京で雇用する場合、給与などの金銭的なインセンティブでの勝負となることが多い」‘(柏氏)と言う。一方で京都は、世界的に有名な観光都市であり、海外からの人気も非常に高い。実際に京都に居住し、文化を体験したいと考える海外の人材には、金銭以外の魅力的なインセンティブとなる。

 もちろん、海外人材の獲得だけではなく、関西の研究者と連携するための拠点にもなる。「京都は大学も多く、人口に対して学生の割合が多い。それも拠点を開設する理由の1つ」(柏氏)と言う。

 京都研究室では、人間の能力拡張を目指す「ヒューマン・オーグメンテーション(Human Augmentation)」などをテーマとした研究を進める。同研究室の室長には、ソニーCSLの副所長である暦本純一氏が就任する予定だ(図)。

右から京都研究室の室長となる暦本純一氏(ソニーCSL副所長)と同研究室を拠点として研究活動するシナパヤ・ラナ氏(同社 アソシエイト リサーチャー 理学博士)
右から京都研究室の室長となる暦本純一氏(ソニーCSL副所長)と同研究室を拠点として研究活動するシナパヤ・ラナ氏(同社 アソシエイト リサーチャー 理学博士)
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