PR

 米フォード(Ford Motor)は2020年3月13日、田舎道での運転を容易にする道路端検出技術の導入を発表した。この技術は、道路前方を監視し、危険がある場合は運転支援機能で車両を穏やかに車線内に戻すというもの。

(写真:Ford Motor)
(写真:Ford Motor)
[画像のクリックで拡大表示]

 農村部や山間部の狭い道路では、舗装された道であっても端にラインがなく、草が生えていたり、溝や水たまりがあったり石が転がっていたりして、走行時に端に寄るのが危険な場合が多い。特に夜間に照明のない田舎道では、こうした危険を見逃しやすい。EU(欧州連合)の発表によると、欧州では死亡者が出た交通事故の半数以上が田舎の道路で発生しているとのことで、しかも、都市部とは異なり死亡者の大半が自動車の乗員だという。つまり、田舎道は脱輪や転倒、転落などによる重大事故が発生しやすいことを物語っている。

 この道路端検出技術は、同社の既存の車線維持支援機能を改良したもの。72~113km/h(45~70mph)で田舎道を走行する際に作動するように設計された。バックミラーの下に設置されたカメラで、道路の前方50m、横7mの部分を監視し、道路と道路脇エリアの明確な構造変化があるかどうかを判断する。カーブなどで走行ラインが端に寄るのは危険と判断すると、ステアリング支援で車両が車線から外れるのを防ぐ。また、ラインがある道路でも、ラインが雪や落ち葉で隠されている場合や雨などで不明瞭な場合にステアリング支援を提供する。

 最初のステアリング支援の後、ドライバーの運転がまだ端に近い場合、システムがステアリングを振動させ、ドライバーに操舵を促す。夜間走行でも、ヘッドライトの照明により日中と同様に効果的に機能するという。

 この技術は、車線維持支援機能の改良型として新型「Focus」や「Kuga」、「Puma」に標準装備される。