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 米Silicon Laboratories(シリコン・ラボ)は、「IEEE 802.3bt」規格に準拠したPoE(Power over Ethernet)向け給電装置(PSE)/受電装置(PD)用ICを発売した(ニュースリリース)。IEEE 802.3btは、カテゴリー5のEthernetケーブルを使って最大90Wと大きな電力を伝送可能にするPoE規格である。「高電力PoE」とも呼ばれている。今回発売したのは3製品で、その内訳はPSE用ICが2つ「Si3471/Si3474」と、PD用ICが1つ「Si34071」である。第5世代(5G)対応のスモールセルや、無線アクセスポイント装置、IoT向け無線ゲートウエー装置などに向ける。

「IEEE 802.3bt」規格に準拠したPoE向け給電装置(PSE)/受電装置(PD)用IC
「IEEE 802.3bt」規格に準拠したPoE向け給電装置(PSE)/受電装置(PD)用IC
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 PSE用ICのSi3471とSi3474はどちらも、いわゆるPSEコントローラーICである。制御回路と高電圧対応のアナログフロントエンド回路を1パッケージに収めたもので、パワーMOSFETを外付けして使用する。Si3471とSi3474の違いは、対応するEthernetポート数にある。Si3471は1ポート対応品。Si3474は4ポート対応品である。Si3471のパッケージは実装面積が5mm×7mmの38端子QFN。Si3474は、実装面積が8mm×8mmの56端子QFN。動作温度範囲は−45〜+85℃である。

 PD用ICのSi34071は、DC-DCコンバーター回路を集積した。パワーMOSFETは外付けで用意する必要がある。変換効率は90%以上が得られるという。外付けマイコンとの接続用に伝送速度が9600ボーのUARTを備える。パッケージは、実装面積が5mm×5mmの32端子QFNである。

 3製品いずれも価格は明らかにしていない。