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 ドイツのフォルクスワーゲン・コマーシャル・ビークル(Volkswagen Commercial Vehicles;VWCV)は2020年3月19日、電気自動車(EV)のコンセプトカー「e-BULLI」を発表した。1966年に製造されたワーゲンバス「T1」をベースに、パワートレーンをVWの電気駆動システムに変えたもの。VWCVのパートナーで様々な車両のEV化を専門とするドイツeClassicsは、将来、T1改造バージョンとT1完成車バージョンの2種類のe-BULLIを販売することを検討している。

(写真:Volkswagen Commercial Vehicles)
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 オリジナルのT1に搭載していた水平対向4気筒エンジンを、e-BULLIでは電気モーターに変え、減速機を搭載する。電動化により出力が32kWから61kWに、トルクが102N・mから2012N・mに、約2倍の性能となり、最高速度は105km/hから130km/h(制限付き)になった。駆動システムは運転席と助手席の間のギアレバーと連結され、変速機の「P」「R」「N」「D」「B」のポジションがレバー横に表示される。「B」ポジションでは、制動時のエネルギー回生の程度を変えられる。

(写真:Volkswagen Commercial Vehicles)
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 T1と同様に後輪駆動となっている。Liイオン2次電池の容量は45kWhで、車両の中央の床下に配置した。これにより重心が低くなり、走行特性が向上する。電池は、欧州SAE Combo(CCS)充電器を利用して交流でも直流でも充電できる。直流充電の場合、最大50kWの急速充電器を利用できる。急速充電した場合、40分で最大80%まで充電可能。フル充電した場合の航続距離は200kmを超えるという。