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 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、重症患者の治療に欠かせない人工呼吸器の需要が急増している。旭化成は2020年3月25日、子会社の米ZOLL Medicalが人工呼吸器の生産数を月間1万台に増やすと発表した。現在の約25倍の生産数に相当するという。

(出所:PIXTA)
(出所:PIXTA)

 異業種の自動車メーカーも人工呼吸器の製造支援を相次いで始めた。米ゼネラル・モーターズ(GM)は2020年3月20日に人工呼吸器を製造する米Ventec Life Systemsに部品を供給すると発表した。

 米フォード・モーターも支援を開始する。2020年3月24日、人工呼吸器を製造販売する米GEヘルスケアと連携することを発表した。簡易化した人工呼吸器をGEヘルスケアの拠点だけではなく、フォード・モーターの拠点でも製造する可能性があるという。

 さらにフォード・モーターは米3Mと連携し、電動ファン付きの呼吸用保護具(PAPR)の製造にも着手する。PAPRは電動ファンで利用者に清浄な空気を送る顔全面を覆うタイプのマスク。新型コロナウイルス感染症患者の治療や看護を担当する医療従事者らの着用を想定している。自動車の冷却用のファンやフィルター、バッテリーなどの部品を応用し、フォード・モーターのミシガン州の拠点でPAPRを製造する。他にも、顔を保護するプラスチック製のフェース・シールドを、3Dプリンターを活用して週に10万個以上製造するとしている。