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 中国ZTEは2020年3月23日、第2回6G Wireless Summit(2020年3月17~20日、完全バーチャルイベント形式で開催)にて、「Service Native Challenges and Innovation towards 6G」と題して、6Gコネクティビティー設計に関する同社の見解と開発状況を公開した(ZTEのニュースリリース)。このサミットには、各国政府機関、通信事業者をはじめ、開発ベンダーや研究機関、大学などの専門家が、オンラインで参加している。

出所:6G Wireless Summit
出所:6G Wireless Summit
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 講演では、6Gネットワークを2030年中に商用化するに当たって、物理世界とデジタル世界が結びついた形での世界再構築が起こるだろうとし、「Internet of Sense(インターネットと五感の融合)」「Internet of AI」「Internet of Industry(インターネットと産業との融合)」などによる新しいサービスが生まれると予測。こうした新サービスからの要求にこたえるため、ピークデータレート1Tビット/秒、ユーザーデータレート20Gビット/秒、3次元データ通信100Gビット/秒/m3といった6Gの挑戦が続くとしている。

 また、6Gの5大必須要素を構築するものとして、三次元レベルのコネクティビティー、より高性能なMIMO、オンデマンドに自在に変形するデバイスやAIへの対応、テラヘルツ波、光、分子、脳内クラウド、量子ビットなどを提示。ZTEの使命は、これらを考慮しながら、インテリジェントなアーキテクチャーを設計し、6Gインフラ構築実現に向けた手法を提供することだとしている。

 今回は、この活動の一環として、5つの実例も報告。その中には、強化版マルチユーザー共有アクセス(enhanced Multi-User Shared Access、eMUSA)、高度な表面反射を利用したMIMO(Intelligent Reflecting Surface MIMO、IRS-MIMO)、サービスベースアーキテクチャー利用のRAN(Service-based Architecture RAN、SBA-RAN)、低密度パリティ検査符号使用のAIデコーダー(AI decoder of Low-Density Parity-Check code、AI-LDPC)、5G時のハイブリッドチャンネルモデルを踏襲したテラヘルツレベルのチャンネルモデルが含まれている。

 講演では、こうした新しいデータ通信やネットワークの要件、アーキテクチャーやその他6G実現に向けた新技術を2020年から2023年にかけて開示していくべきだと主張。同社も、今後世界の業界パートナーや大学、学術機関と協力して、こうした活動に貢献していくと結んでいる。