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 日本能率協会コンサルティング(東京・港区、以下JMAC)は、プレス金型の設計・製造やプレス加工などを手掛ける島田製作所(茨城県常総市)に出資し、ハンズオン(直接参画)型の経営支援に乗り出す(ニュースリリース)。製造業向けのコンサルティングで培ったノウハウを生かし、島田製作所の企業価値向上を図る。

図:事業スキーム(出所:日本能率協会コンサルティング)
図:事業スキーム(出所:日本能率協会コンサルティング)
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 島田製作所は、常総市と長野県・箕輪町、タイに工場を構え、日立オートモティブシステムズ(東京・千代田区)や三菱重工エンジン&ターボチャージャ(神奈川県相模原市)、マーレエレクトリックドライブズジャパン(静岡県沼津市)などの自動車部品メーカーに製品を納入している。創業家の事業承継に伴い2018年12月、ライジング・ジャパン・エクイティ(東京・千代田区、以下RJE)が運営するプライベート・エクイティ・ファンド(以下、RJE2号ファンド)が全株式を取得していた。

 今回、同ファンドが所有する株式の一部をJMACが譲り受け、取締役と改善推進担当を派遣(図)。深絞りで高い技術力を持つ島田製作所にJMACのノウハウとRJEの経営改善能力を導入し、生産性や品質、柔軟性を向上させ、顧客満足を高めながら新たな需要も取り込んでいく。

 JMACは今回の事例を「出資によるハンズオン型経営支援のモデルケース」と位置付ける。同社によると、ファンドなどによるハンズオンは増えつつあるものの、製造業の工場実務に直接踏み込んだ事例は少ない。中堅中小製造業では同様のニーズが多いと見られ、今回の島田製作所への出資と経営支援は「先鞭をつける形になる」としている。

 RJEは、金融機関や商社などを主要スポンサーとして、製造業やサービス業へのハンズオン型投資で実績を持つ。JMACと組むことで、企業価値向上を支援する能力をさらに高める狙いだ。