博報堂は2020年3月30日、同社が発足したブロックチェーン技術の活用をテーマにしたプロジェクト「HAKUHODO Blockchain Initiative」が、デジタルコンテンツの著作権を管理・保護するサービス「C-Guardian」をケンタウロスワークスおよび原本と共同で開発したと発表した。
C-Guardianではブロックチェーン技術の特徴を応用し、デジタルコンテンツの著作権を管理・保護する。ブロックチェーンプラットフォーム上に著作物(テキスト、画像、動画)の情報を記録し、機械学習を用いて著作物と類似するコンテンツがインターネット上に掲載されていないか常時探索する。
著作権を侵害しているWebサイトを発見すると、当該サイトおよびコンテンツの情報をブロックチェーン上に記録し、証拠として保全する。これまで人の手では困難だったインターネット上の膨大なコンテンツの分析、記録、証拠化を実現することで、違法なWebサイトへの迅速な対応が可能となり、適切に著作物を保護できるという。
同サービスは、2020年2月に発足したコンソーシアム「Japan Contents Blockchain Initiative」が運営するブロックチェーンプラットフォーム上で既に稼働している。