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 ルネサス エレクトロニクスは、RXファミリのモーター制御用マイコンの新製品「RX13T」を発売した(ニュースリリース)。これまでに同社はRXファミリのモーター制御用マイコンとして複数の製品を発表しているが、今回のRX13Tはローエンド製品になる。

新製品の「RX13T」と応用イメージ
新製品の「RX13T」と応用イメージ
ルネサスのイメージ
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 同社によれば、あらゆる民生・産業用のモーターで、省エネニーズが高まってきたという。例えば、工場の排水・給水用ポンプや、データセンターのサーバー冷却用ファン、電池駆動のコードレス電動工具や掃除機のモーターは、従来、オン/オフ動作が当たり前だった。最近はこうした機器のモーターでも、インバーター制御によって回転数を可変にして、高効率化したいという声が高まっているとする。

モーター制御用RXマイコン(RX-T)製品一覧
モーター制御用RXマイコン(RX-T)製品一覧
今回の新製品は赤枠で囲った「RX13T」。ルネサスの表
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 今回の新製品は、こうした声に応えて開発したという。RXマイコン向けの初代CPUコア「RXv1コア」(動作周波数は32MHz)を採用してコストを抑えつつ、DCブラシレスモーターのインバーター制御に必要な周辺回路を集積した。具体的にはFPU(Floating Point Unit)や、インバーター制御タイマー(MTU3)、12ビットA-D変換器、PGA(Programable Gain Amp)、データ用フラッシュメモリーなどを集積しており、新製品1チップで1つのDCブラシレスモーターをインバーター制御できる。

 新製品のパッケージとして、32ピンLQFPと、48ピンLFQFPに加えて、省スペース要求に応えるという32ピンで5mm角のQFNや48ピンで7mm角のQFNも用意した。プログラム用フラッシュメモリーは最大128Kバイト。SRAMは12Kバイト。動作温度範囲は-40~+105℃または-40~+85℃。動作電圧範囲は2.7~5.5Vである。

「RX13T」の機能ブロック図
「RX13T」の機能ブロック図
ルネサスの図
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 RX13Tは現在、量産出荷中。フラッシュメモリーが64Kバイトで32ピンQFPに封止した製品を1万個一括購入した場合のチップ単価は0.99米ドル(税別)である。アプリケーション開発向けに、評価ボードの「RX13T用CPUカード」を用意する。この評価ボードは、ルネサスの「24Vモータ制御評価キット」(モーター同こん)に対応している。また、エミュレーター機能を搭載しており、オンチップ・デバッギング・エミュレーターが不要という。この評価ボードとパソコンをUSBケーブルで接続するだけですぐに評価が可能だとする。さらに同社は、モーター制御(センサーレスベクトル制御)のサンプルコードを用意し、モーター制御開発支援ツール「Renesas Motor Workbench 2.0」にも対応しているため、すぐにモーター制御の評価に取り掛かれるという。