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 ルネサス エレクトロニクスは、32ビットマイコンのRXシリーズの新製品として、「RX72Nグループ」と「RX66Nグループ」を発売した(ニュースリリース)。どちらも、RXシリーズ向けの最新CPUコア「RXv3コア」を集積したマイコンで、産業用ロボットや汎用インバーター、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)、リモートI/Oなどの産業機器に使いやすくした。

今回の新製品の応用例(左)とパッケージの例(右)
今回の新製品の応用例(左)とパッケージの例(右)
ルネサスのイメージ
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 同社はRXv3コアを集積したRXシリーズの上位製品である「RX72Mグループ」を2019年6月に発表している。RX72MはEtherCATスレーブコントローラーを内蔵することが特徴だったが、RX72NはそのEtherCATスレーブコントローラーをRX72Mから省いた製品である。それ以外の仕様は両製品でほぼ同じ。すなわち、どちらもCPUコアの最大動作周波数は240MHz、フラッシュメモリー容量は最大4Mバイト、フラッシュメモリーの読み出し動作は120MHzで可能、SRAM容量は1Mバイト、2チャネルのEthernetを集積する。

 RX72Nの下位製品に当たるのが、今回発表されたもう一つのマイコンであるRX66N。CPUコアの最大動作周波数はRX72Nの半分の120MHz、集積したEthernetも半分の1チャネルとなっている。一方、フラッシュメモリーの最大容量(4Mバイト)や、フラッシュメモリーの読み出し動作周波数(120MHz)、SRAM容量(1Mバイト)は同じである。

RXファミリの概要
RXファミリの概要
今回の新製品は赤枠で囲った「RX72Nグループ」(上から2番目)と「RX66Nグループ」(上から3番目)。ルネサスのイメージ
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 ルネサスによれば、今回発表の2製品であるRX72NとRX66Nはどちらも、機器の制御とネットワーク機能を1チップで実現し、リアルタイム性能を向上できることが特徴だという。上述したCPUコアやメモリー、Ethernetのほかに、割り込み応答時間を短縮する「レジスタ一括退避機能」や、セキュリティー回路の「トラステッドセキュアIP」、LCDコントローラー、2D描画回路、シリアル・サウンド・インターフェース、モーターのベクトル制御を高速化する「三角関数演算器」(RX72Nのみ)などを集積している。ルネサスは、開発キットとして「RX72N Envision Kit」を60米ドル/個(税別)前後で発売する。

開発キットの「RX72N Envision Kit」
開発キットの「RX72N Envision Kit」
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